バイオメレデーション

 【バイオレメディエーション】とは土壌中の汚染物質に対して、これを分解する能力を持つ微生物に栄養分や酸素等を供給し、微生物の力で土壌の浄化を行なう技術のことです。この手法は、微生物を用いて汚染物質を分解・除去する手法で、省エネ、低コストで迅速な浄化を可能にします。自然に存在する微生物を使うのですから、地球環境に優しい処理技術と云えると思います。それでは実際に石油に対しての効力はどうなのかを調べてみると 1997年冬に、日本海でロシアのタンカーナホトカ号から約6,200KLもの重油が流出し、周辺沿岸に甚大な影響をおよぼしたのはよくご存知の通りです。また同年夏には、東京湾でダイヤモンド・グレース号タンカーが座礁し、約1,600 klの原油が流出したとされています。2002年には、小規模ながら4件の貨物船座礁による燃料重油の流出事故が相次ぎました。
 このような流出油の除去対策法として、油回収船、重機、人力による物理的回収や分散剤の散布、漂着現場での拭き取り、高圧熱水洗浄法等で対応してきたそうですが、1989年に米国アラスカ州で発生したエクソン・バルディーズ号タンカーによる大規模原油流出の除去対策法の一つとして、微生物を用いたバイオレメディエーションが実施され、漂着油の浄化法の一つとして注目ているそうなのです。海洋流出油のバイオレメディエーションの要点は、土着の石油分解微生物にとって石油分解の律速因子となっている、窒素・リンを局部的に外部から供給することにより、石油の微生物分解を速めるのだそうです。

 スラッジを浄化するということは【バイオレメディエーション】とは少し違うのかとも思いますが、微生物という自然に存在する力を利用することは化学成分を利用したオイル添加剤と比べ環境にもやさしいと思います。


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